妻の来日当日

文字の大きさは、『中』でご覧ください。

エコノミークラス症候群養成飛行機です。
とうとう妻の来日の日が到来しました。
思えばかなり待たされたものです。
でも、本当に今日逢えるんです。

今まさに、飛行機で祖国を離れようとしているのであります。
今の妻の気持ちというものは如何なものなのでしょうか。
空港で家族や親戚などと別れの挨拶を済ませて国を離れるのです。

長年お世話になった方々に感謝をして、そして新たなる私との生活を夢見て日本に来る
のです。
今となっては既に中国で結婚をしたその日から一年近くの歳月を経ましたが、それでも新
婚当時の気持ちは依然変わってはおりません。

人生の中でのこの一年弱という期間は一見短いようにも思えますが、これは実は長く意味
のある期間でした。
それだけに、在留資格の交付を拒否された入管に対しては怨念の思いが残っています。

だってそうでしょ?
結婚をしてから来日まで実に10ヵ月の歳月を要しました。
♪人間50年・・・・とうたう織田信長の歌を真に受ければ、これはまさに約50分の1の人生
を無駄にしたということに他なりません。

これは大きくて致命的な人生上のロスなんです。
我々はまず、このロスった人生を取り戻すことからはじめなければならなくなりました。
つまり1からではなく、マイナスからの出発なんです。

まあ恨み辛みを続けても仕方がありませんから前向きに行くことにしますが、とにかくは妻
の来日を心からお祝いしたいところです。
この写真で何が読み取れるでしょうか。

そう! 妻がもうそこまで来ているんです。
かすかに光が見えるでしょ?!
肉眼で見るともっとよく見えるのですが、まあそれは仕方がありません。

このとき何を思っていたのか。
俺って一般人でありながら、ラブストーリーを演じることができるおめでたい奴だったんだ
なぁって思ったかどうかはともかく、人生上の重要な作業をしているということに気づく。

そんなことを考える余裕があったのかどうかは本人のみ知るところであるが、実のところは
この飛行機がうまく着陸してくれるのかどうかということを祈っていたような気がする。
だってそうでしょ?!

目の前まで来ているのに墜落炎上ということにでもなれば、それはラブストーリーが一転
して悲劇になってしまうではないか。
国際結婚の諸先輩方はみな経験されていることでしょう

メインへ戻る
妻の乗る飛行機が新潟空港に着陸し、無事着陸を喜んでいる瞬間
いちばん手前の照明塔のてっぺんのところに見えます。来た来た来た来たキタキツネ
さあ、着陸の瞬間です。おい機長! 変な真似すんなよなっ!
なんとか着陸してホッとしているところ。だんだん俺様に近づいてきているぜ!
君はどこの窓から俺を見ているんだ?どこだ?
気の早い中国人は、すでに立ち上がって降りる体勢を整えている。おいっ! うちの妻が先だ!
俺はここから君を見ている。君はどこなんだ? 見えたら手を振ってくれ!